役立ちNEWS解説 2010年3月30日掲載

 健康保険料、介護保険料が値上がりしました!


昨年末から大きな話題としてメディアでも取り上げられている3月分(4月納付分)の協会けんぽの各都道府県毎の保険料率が、平成22年2月12日に発表されました。(健康保険組合は、それぞれで定めた率です)

全国平均で、8.2%から9.34%への引上げですので、当然どの都道府県も大幅な引上げとなっています。介護保険料も、3月分(4月納付分)より、現行の1.19%(労使=0.595%)から、全国一律に1.5%(0.75%)に引き上げられるため、労使の負担は相当重いものとなります。

率で考えるより、増額する金額を目の当たりにすると少し驚きます。たとえば、京都府内の事業所で、給与が30万円の方だと、健康保険料は、事業主負担・本人負担それぞれが、1,710円上がります。 さらに40歳以上であれば、介護保険料がプラス465円、合計2,175円上がることになります。 3月保険料からの変更ですので、翌月控除にしておられる事業所様は、4月に支払う給与からの控除分から増額することになります。



健康保険料率(労使)


都道府県 保険料率
( )は、労使負担
現在の保険料率
( )は、労使負担
京都府 9.33%(4.665%) 8.19%(4.095%)
滋賀県 9.33%(4.665%) 8.18%(4.09%)
大阪府 9.38%(4.69%) 8.22%(4.11%)
奈良県 9.35%(4.675%) 8.21%(4.105%)
兵庫県 9.36%(4.68%) 8.20%(4.1%)

全国の都道府県別保険料率(協会けんぽのサイトへ)



介護保険料率(労使計)

共通  1.19%(0.595%) ⇒ 1.5%(0.75%)

▼近畿の被保険者保険料額表は、以下の通りです。(協会けんぽのPDFファイルへ)

その他の都道府県の保険料額表(協会けんぽのサイトへ)