|
偽装請負とは(1) |
このところ、日本を代表すると自負する大企業の工場で、違法な「偽装請負」が労働者の勇気ある告発で発覚し、社会的な大問題になっています。
最もニュースとなった「松下プラズマディスプレイ」は、請負社員を直接雇用した後、再びそれらの社員達を元の雇用先である派遣会社に戻した上で、今度は、その派遣会社に社員を出向させ、工場での指揮・命令をできるようにしました。この手法が、違法逃れであるとして大阪労働局より行政指導を受けることとなりました。
また、上記の派遣会社は、上記以外の偽装請負などについて行政指導を受けており、偽装請負に絡んで初めての事業停止命令を受けました。
その他、キヤノン、トヨタ関連企業の光洋シーリングテクノ、日亜化学、ロームなどでも大規模な偽装請負について問題になり、直接雇用に踏み切ったところもあります。
■関連ニュース(別ウインドウで開きます)
日亜化学、請負1600人を雇用へ 正社員の道も(2006年11月11日)
請負会社に社員を出向 半導体「ローム」(2006年11月10日)
松下電器を厚労省が行政指導 請負会社の出向問題 (2006年11月01日)
キヤノンの偽装請負、労働者が正社員化申し入れ(2006年10月18日)
偽装請負で事業停止命令へ 大手コラボレートに厚労省(2006年09月30日)
|