役立ちNEWS解説 2008年10月2日
役立ちNEWS解説の6月20日に掲載しました「政管健保が、『協会けんぽ』へ」でご説明させていただいたように、政府管掌健康保険(以下、「政管健保」という)は、平成20年10月1日に新たに設立された全国健康保険協会(通称『協会けんぽ』)に移管されました。変更点については、以下のようになりました。
手続き先について健康保険関係の手続き自体は、すべて『協会けんぽ』に移管した訳ではなく、厚生年金保険と同時に手続きする必要のあるものについては従前通り、社会保険事務所へ届け出を行いますので、以下のように手続き先が分かれます。 社会保険事務所で手続き
▼事業主からの届出 協会けんぽで手続き ▼給付・貸付事業に関する申請・申し込み(被保険者からの届出 ) 例えば、社員さんが入社した場合には、資格取得の手続きは社会保険事務所で行い、被保険者証を発行するのは『協会けんぽ』です。もしその被保険者証をご本人がなくされた場合の再発行は、『協会けんぽ』へ手続きを行うこととなる訳です。
被保険者証について なお、現在ご使用の被保険者証についても、政管健保の加入者全員に対し順次切り替えが実施されることになっています。 保険料について 保険料率については、協会けんぽが設立されても、現在の政管健保の保険料率である8.2%が適用されることになっているため、設立と同時に変更になることはありません。ただし、協会設立後、1年以内に、都道府県別の保険料率を設定することになっています。年齢構成の高い県ほど医療費が高く、保険料率が高くなったり、所得水準の低い県ほど同じ医療費でも保険料率が高くなることから、年齢構成や所得水準の違いを都道府県間で調整した上で、地域の医療費を反映した保険料率が設定されるそうです。また、保険料率が大幅に上昇する場合には激変緩和措置が取られるとのことです。 さて、10月1日より、『協会けんぽ』のホームページが開設され、運用がスタートしています。現在の内容は社会保険庁のホームページにあったものが基礎となっているようですが、今後、充実されていくと思われます。 |